小山台教育財団の新たな展望

理事長 大川 洋二

当財団は、財団小山台として昭和38年6月に設立され、その後財政基盤の確立・各種事業の本格的な取組みを進めてまいりました。平成23年7月には新公益法人制度のもとで公益財団法人へと移行して新たな出発を果たしました。

当財団の使命は若者の育成並びに社会への貢献を果たすことにあります。そしてその事業には公益事業と共益事業とがあります。公益目事業として国際交流事業、奨学育英事業、社会教育事業、また共益事業として学校教育事業、会館運営事業、海外派遣者ネットワーク事業の合計6事業を運営する体制で各事業分野の活動を推進しています。これらの活動を通じて青少年の国際的相互理解教育の推進、人材育成に向けた支援、社会公共の教育並びに文化発展に寄与するための活動、都立小山台高校への支援、会館設備の一般向け提供、海外派遣経験者を主体とする相互交流等を実施し、事業の対象となる方々のご要望に応え、活動を更に発展させるべく取り組んでおります。

公益法人に求められるニーズは明確な形として現れるものとは限りません。時代の変遷や人々の意識の変化を的確に捉えて、将来を見据えた事業の在り方について随時見直しを図り、時々に応じた活動を進めていくことが求められていると考えます。我が国は長引くデフレと低金利が続く厳しい経営環境にありますが、当財団は効率的な運営を図りつつ、事業の新設あるいは見直し等適切に対応して参ります。経営のかじ取りをしていくうえで常に原点に立ち戻り、その基本理念を守り続けるためには、財団の在り方を常に改革し続ける努力が必要です。当財団の嚆矢として礎を築いた諸先輩の方々の思いやその後の発展に尽力された方々が託した理念や期待がどのようなものであったか、それに応えるために事業はどのようにあるべきか、という点に思いを致して判断していきたいと考える次第です。

このたび私は金成前理事長にかわり当財団の理事長に就任いたしました。歴代理事長および関係者の方々の甚大なるご努力で財団は大きく発展を遂げております。当財団の歴史とその使命の重大さを考えるとき、身の引き締まる思いを禁じえません。皆様の献身的なご努力を支えに当財団の理念を実現し、青年たちの才能を十分に活かし、世界に飛躍できるような人材の育成に貢献したいと決意いたしました。

将来に向けて新たな発展を期して、引き続き皆さまの温かいご支援とご協力をお願い申し上げます。